相手の展開力や妨害を行う為の、手札誘発モンスター。
現在では、多くの手札誘発モンスターが登場している訳ですが、特に現環境で多く採用されているのが下記の2枚です。
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、以下の効果を適用する。
●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、
自分はデッキから1枚ドローしなければならない。
チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
そんな中、最近よく採用をしているのを見かけるのが、下記のカードです。
PSYフレームギア・γ
特殊召喚・チューナー・効果モンスター
星2/光属性/サイキック族/攻1000/守 0
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドにモンスターが存在せず、
相手モンスターの効果が発動した時に発動できる。
手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の
「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、
その発動を無効にし破壊する。
この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。
さらにこのカードを使用する為に、合わせて採用をする必要のあるモンスターが下記のモンスターです。
遊戯王OCG PSYフレーム・ドライバー ノーマル SPHR-JP028 遊戯王アーク・ファイブ [ハイスピード・ライダーズ]
PSYフレームギア・γの強み
このモンスターと似た効果を持っているのが、皆さんご存知の下記のモンスター。
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
こちらは、発動条件は相手メインフェイズにフィールドのモンスター効果を無効にするという効果を持っています。
PSYフレームギア・γと違い、破壊はしないので効果無効のみ。フィールドにモンスターを残してしまいますが、発動条件は、相手メインフェイズのみですが、自分フィールドにモンスターが存在しても使用出来るのが、利点です。
以上を踏まえてPSYフレームギア・γの最大の強みは下記にあると思います!!
①フィールド外で発動するモンスター効果にも反応し、無効と破壊の両立を行える。
墓地で発動するモンスター効果や相手の手札誘発にも反応出来るのは、強力です。ヴェーラーと違い効果を無効にしたモンスターを破壊することが出来るので、相手のリンク召喚の素材等にさせないという次の展開を妨害する強みもあります。
②発動条件さえ満たしてしまえば、自分・相手ターンでも使用できる。
ヴェーラーと違い、自分のターンでも使用できるのは強いです。最近では「灰流うらら」の3枚採用が主流なので、それを防げるのも一つの強みですね。自分のターンに使用することができれば、レベル3チューナとレベル5の通常モンスターがフィールドに出せますので、レベル8シンクロにも繋げることが出来ます。
遊戯王/第9期/SPHR-JP035 PSYフレームロード・Ω【シークレットレア】
またチューナーと通常モンスターなので、「ハリファイバー」のリンク召喚に繋げることも可能です
遊戯王 RC03-JP027 水晶機巧-ハリファイバー (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION-PREMIUM GOLD EDITION-
③「墓穴の指名者」をすり抜けることが出来る
手札誘発の天敵カードいえば、下記のカード。
速攻魔法(準制限カード)
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及び
そのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。
墓地で発動する効果ではない為、墓穴の指名者の妨害を受けにくい点も強みの一つじゃないでしょうか。
PSYフレームギア・γの弱み
実際に管理人も採用してみて、思った点がこちら・・・
①PSYフレーム・ドライバーが事故要因になりやすい
手札にPSYフレーム・γを握っていれば特殊召喚を行えるのですが、初動でこいつだけを引いてしまうと、手札事故要因になりやすいです。
②一度効果を使用すると、デッキの中のPSYフレーム・γが用済みになってしまう
PSYフレーム・γは効果を使用してしまうと、エンドフェイズ時にPSYフレーム・γとPSYフレーム・ドライバーが除外されてしまいます。その為デッキのPSYフレーム・γが腐ってしまい、事故要因になりやすい為、発動タイミングを十分に見極める必要があります。出来れば自分のターンに使いたいですね。
最後に
色々とデメリットもあるモンスターですが、採用枠があるデッキなら、採用も全然ありだと思います。やっぱり、ヴェーラーと違い、無効破壊と発動条件さえ満たしていれば、自分・相手ターンでも使用出来る効果は使ってみて、かなり良いです。
また、あまりこのタイミングで使用することはないかもしれませんが、他の手札誘発モンスターと違いダメステでも発動出来る点もグッドだと思います!
しかし、このモンスター効果の使い処については非常に難しく、管理人も先行時に使うのか後攻時に使うべきがいつもデュエル中に葛藤・・・
このモンスターを上手く使える人は「デュエリストレベル」が高い人だと思います!
え?管理人はというと・・・・デュエリストレベル2くらいでしょうか(笑)
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